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執筆者の写真うらのりょうた

F1日本グランプリ、6つの「ここがすごい!」

世界最高峰のレース、FIA・F1世界選手権。毎年三重県鈴鹿市で開催される日本グランプリの魅力、楽しみ方をご紹介します。


①熱気がすごい!

動く金額や視聴者数が桁違いで、オリンピック、サッカーW杯とともに「世界三大スポーツ」に数えられます。入場者数が10万人を超えることも珍しくなく、2006年には36万1000人が鈴鹿サーキットに押し寄せました。

②地元の歓迎がすごい!

F1一色に染まったまちが気持ちを高ぶらせてくれます。鈴鹿市の学校では世界的イベントに合わせて臨時休校になったり、コースウォークが開催されたりするそうです。マラソン大会も鈴鹿サーキットで行うそう。世界中からF1関係者が集まるため、ショッピングモールやスーパーのレジにはF1専用レーンが設けられています。チーム関係者が普通にうろちょろしてます。運が良ければドライバーに会えるかも。

イベントがすごい!

毎年、著名なアーティストやアスリートを招いてさまざまなイベントが開催されます。2019年に大盛り上がりだったイベントがホンダジェットのフライトです。ダイナミックな旋回や低空飛行を繰り返しつつ、エンジン音がとても静かだったのが印象的です。「いつか空を」と夢見た10歳の少年。二輪製造、四輪製造と着実にステップアップし、100年以上の時を経てこんな素晴らしい日を迎え、天国の本田宗一郎も喜んでいるに違いありません。


サウンドがすごい!

人類の叡智が生み出したF1のエンジンサウンドは1度聞けば虜になります。エンジンと聞けばなんだか難しそうですが、官能的サウンドは理屈ではなくフィーリングで楽しむことができます。次の日まで耳鳴りが残ることもあるので、耳があまり強くない方は注意が必要です。

一体感がすごい!

観客だけでなくスタッフやチーム関係者の方々とも一緒に盛り上がることができるのがF1というお祭りの魅力。働くクルマも踊り出します。


コースウォークがすごい!

チケットを持っていれば、F1マシンが駆け抜けた直後のコースを歩くことができます。熱気の残るコースにはタイヤのかすやパーツが落ちています。特に、タイヤかす拾いは、夏を終えた甲子園球児が砂を持って帰ることと同じ儀式。トワイライトが情緒的です。何の変哲もない看板や広告に群がる光景は異様で、知らない人が見たらドン引きすること間違いなしです。コースウォークまで楽しめることができれば、あなたもF1マスターです。

2019年現地ルポ

2012年以来の3日間フル参戦。台風19号の影響で予選と決勝が日曜日ワンデー開催となり、フェルスタッペンたちはウイイレ、グロージャンはプラモデル、ストロールとペレスは書道と臨時休暇を楽しんだようす。

日曜日は台風一過の快晴。フェルスタッペンのクラッシュを除けば、予選でコースレコードを出しハミルトンの猛追を抑えたベッテル、自己ベストの4位に輝いたアルボン、粘り腰でポイントを獲得したガスリー、不穏?な2ストップ戦略からコンストラクターズ6連覇を達成したメルセデスと見どころ満載。フォーリミの国家斉唱、ホンダジェットのパフォーマンスと今年も圧倒的ボリュームでした。


大阪方面から電車でのアクセス

名古屋行きの近鉄特急に乗車。津駅で伊勢鉄道に乗り換え、鈴鹿サーキット稲生駅へ。そこから徒歩。途中名物の穴子屋さんあり。レース観戦後は臨時バスで近鉄白子駅か鈴鹿サーキット稲生駅へ向かうことができます。鈴鹿サーキット稲生駅は何もありませんが、白子駅は居酒屋が軒を連ねています。

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