いわき市(いわきし)は福島県浜通り最大の都市で、経済や人口における東北第2の都市、また、福島県最大都市の座を郡山市と争っています。
石炭産業のまちとして栄え、戦後のエネルギー革命で工業・観光都市へと大きく舵を切りました。
1966年には14もの自治体が1つとなり現在のいわき市が誕生。現在では東北2位の工業製造品出荷額や観光交流人口を記録するまでになりました。
平地区(旧平市)はいわき市の中心地区で、浜通り最大の商業地区としての顔を持ちます。しばしば「いわき平(いわきたいら)」と表記されます。
常磐地区(旧常磐市)は炭鉱会社が存続をかけて1966年に開業させ、2006年に映画化された「スパリゾートハワイアンズ」やいわき湯本温泉があり、観光地区となっています。
小名浜地区(旧磐城市)は港町で、水族館のアクアマリンふくしま、小名浜マリンブリッジ、マリンタワーのある三崎公園、観光物産センター(いわき・ら・ら・ミュウ)などがあります。2011年の東日本大震災で津波被害を受けており、2018年に開業した「イオンモールいわき小名浜」は1階をすべて駐車場にするなど津波対策が施されています。
勿来(なこそ)地区(旧勿来市)はいわき市の南端、茨城県との県境に位置します。地名は「来る勿(な)かれ(現代語で来るな)」を意味し、古くは重要な関所が置かれていました。
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