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執筆者の写真うらのりょうた

リニアの駅はどこにできる?

【今回のテーマ:リニアの駅】

2027年に品川ー名古屋間での開業を目指すリニア中央新幹線。人や物の流れを加速させるため、内陸側を通る最短ルートが採用されました。特に、南アルプスを貫通するトンネルルートはJR中央本線や中央自動車道でも採用されなかった難工事といわれています。駅は平等に1県につき1駅設置されます。今回は品川ー名古屋間6駅をご紹介します。大阪までの延伸は2027年以降になります。


品川駅(東京都港区)

東京駅は地上地下ともに用地確保が困難でした。そのため、東海道新幹線品川駅の地下が東京側のターミナル駅として選ばれました。

神奈川県駅(神奈川県相模原市)

横浜市ではなく神奈川県北部の相模原市が選ばれました。JRと京王線が通る橋本駅に建設され、都心からもかなり近いため、神奈川県北部の発展が期待されます。

山梨県駅(山梨県甲府市)

山梨県の県庁所在地。古くから甲斐の中心として栄えました。山梨県駅は最短ルートや地形上の理由から、JR中央本線の甲府駅から10㌔近く南に離れた場所に建設されます。そのため、完全な新駅となります。既存の交通網との接続も含めて、広範囲での開発が期待されます。東京から約2時間かかっていたのが、25分程度になるため、十分通勤圏内になります。リニアの実験線があるのも山梨県です。


長野県駅(長野県飯田市)

長野県第4の都市。県下で最も南に位置する市です。飯田藩の城下町として栄えました。長野県駅は最短ルートや地形上の理由から、JR飯田線の飯田駅から3㌔近く離れた場所に建設されます。在来線とのアクセスを向上させるため、300㍍近く離れたところにJR飯田線の新駅を設置予定。東京から約4時間かかっていたのが、45分程度になるため、都心とのアクセスが飛躍的に良くなります。

岐阜県駅(岐阜県中津川市)

中山道の宿場町として栄えました。岐阜県駅の場所にはJR中央本線の美乃坂本駅が選ばれました。中津川駅や恵那駅と近いのも魅力です。

名古屋駅(愛知県名古屋市)

中京圏最大の都市。中でも東海道新幹線や在来線、近鉄、名鉄が集まる名古屋駅は、JRゲートタワーや大名古屋ビルヂング、名鉄名古屋駅ビルなど東京や大阪に引けを取らない大規模再開発が進むエリアです。名古屋のど真ん中の地下深くに完成するリニアターミナルは再開発の総仕上げといえます。名古屋市は再開発を国家プロジェクトに位置付けており、国際ターミナル化を目指します。総事業費は大阪駅や新潟駅の再開発に要した1000億円の2倍、2000億円規模になると想定されています。



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