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執筆者の写真うらのりょうた

一度は行きたい!日本三景全部行ってきた!

日本に数ある「三大◯◯」の中で、最も有名なものの1つが「日本三景」です。1643年に儒学者・林春斎が著書で紹介したことが起源。偶然か必然か、三景の共通点は海と島です。島国が長い年月を経て育んだ美しい景色は、日本人なら1度は観たいものです。今回はそんな日本三景の魅力をご紹介します。


松島(宮城県松島町)

200とも300とも言われる松の島の多島美を堪能できます。そのそれぞれにドラマあり。例えば、4つの洞穴が特徴的な鐘島は打ち寄せる波の音が鐘に似ていることから名付けられました。仁王島は葉巻をくわえた仁王が鎮座しているように見えることから名付けられました。松島では遊覧船から多島美を味わうことが定番で、島々に関するエピソードもアナウンスされるのでオススメです。海上には無数のウミネコ(カモメ)が飛んでおり、船上からの餌やりが名物でしたが、糞害で大切な松が枯れ始めた事から現在は禁止されています。



松島に行ったら是非寄りたいのが山の手にあり伊達家の菩提寺である瑞巌寺(ずいがんじ)の本堂。そして海の手、赤色の橋を渡った先にある五大堂は伊達政宗によって再建された松島のシンボル的な存在です。




JR松島海岸駅と観光船乗り場を結ぶ国道45号沿いにはアナゴやカキと言ったご当地グルメ店や、お土産屋さんが充実しています。宮城名物の笹かまぼこを取り扱う「阿部の笹かまぼこ」は宮城県屈指の有名店。自分で焼いて食べることができます。松島直秀こけし(二八屋物産店)は松島唯一のこけしの老舗。絵付け体験もできます。東日本大地震のときには正面の白い張り紙のところまで浸水してしまったそうです。




天橋立(京都府宮津市)

天橋立は2~3千年前に土砂が堆積して完成したとされ、古くから名勝とされてきました。全長は3.6㌔もあり、歩いて渡りきる人は少ないです。南側は天橋立ビューランドとして整備されており、北側の傘松公園は股のぞき発祥の地とされています。どちらも捨てがたいですが、ビューランドの方が周りのお店は充実しているかもしれません。股のぞきをすると天橋立が昇り龍に見えたりします。






安芸の宮島(広島県廿日市市)

宮島の正式名称は厳島(いつくしま)で、厳島神社は世界文化遺産に登録されています。厳島神社は平清盛によって整備されました。特徴は海上に立つ真っ赤な鳥居で、日本三大鳥居の1つに数えられています。本州からのアクセスはフェリーで10分ほど。宮島の見どころは厳島神社だけではありません。可愛い野生の鹿がたくさん生息しています。しゃもじ発祥の地で、木製しゃもじの生産量日本一を誇るとともに、縁起物としても信仰されています。お土産屋さんが非常に多く、買い物に困ることはありません。水族館もあります。







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