かつて炭鉱のまちとして栄えた三笠市(みかさし)。
1960年に建てられた「住友奔別炭鉱立坑櫓(すみともぽんべつたんこうたてこうやぐら)」は、高さ約51㍍、立坑内径6.4㍍、深さ750㍍を誇り、「東洋一の立坑」と称されました。当初は「100年採炭できる」と言われていましたが、エネルギー革命の影響もあって1971年に閉山。
立坑密閉作業中に起きた大きな爆発事故で外壁は吹き飛ばされ、現在は鉄骨だけが残ります。
市名は明治時代、現在の三笠市に存在した空知集治監の裏山が「奈良県奈良市の三笠山(若草山)に似ている」と囚人が望郷の念を抱いたことに由来します。
三笠市を散策中、建物の屋根の上から視線を感じて振り向くと、獲物らしきものを加えた生々しい姿の恐竜がギョロっと顔を出していて思わずビックリ。三笠市立博物館は「化石の博物館」の異名を持つそうです。
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