大雪山の東山麓、十勝平野の奥地に位置する上士幌町(かみしほろちょう)。
「糠平湖(ぬかびらこ)」は糠平ダムによってできた人造湖です。フィッシングやキャンプなどアウトドアにピッタリの環境。
1〜5月頃、水位が下がると、国鉄士幌線の幻の橋「タウシュベツ川橋梁」が湖底から現れ神秘的な姿を見せます。1937年に建設されましたが、1955年に糠平ダムが完成したことで湖底に沈み、1987年には士幌線自体廃線となりました。堅牢なコンクリートのアーチ橋ですが、水圧などによる崩落が進んでいます。
タウシュベツ川橋梁の展望台へは国道273号の駐車場(路肩)にクルマを停めていきますが、目印が少なくわかりにくいです。そして展望台までは森林の中を歩いて5分ほど。入り口に「ヒグマ出没注意!」と書いてあり足がすくみます。展望台から橋梁までは少し距離があり、肉眼では小さく見えます。
上士幌町と上川町の境にある国道273号の「三国峠」は北海道の国道の中で最も高い地点にあります(1139㍍)。真っ赤な松見大橋と樹海のコントラストは圧巻。体ごと飲み込まれそうなダイナミックさに足がすくみました。オススメの撮影ポイントは三国峠に整備された展望台か、松見大橋の1本先の緑深橋。
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