最大の見どころ:道の駅かみこあに
【最後に訪れた日20200221】
上小阿仁村(かみこあにむら)は道の駅かみこあにのまちです。秋田県の市町村で1番難読かもしれません。まちの中心にある道の駅は「秋田杉とコアニチドリの里」の愛称で親しまれます。大駐車場やトイレなどの休憩施設はもちろんのこと、物産センターと食事を楽しめる秋田杉の館が併設されており、観光の拠点には最適です。特産品である秋田杉を使った立派な建物には木の温もりを感じます。向かいに村役場があります。
引っかかるのは、上小阿仁村をインターネットで検索すると、「医師いじめ」、「陰湿」、「闇」と予測変換がネガティブなワードで埋め尽くされていることです。調べてみると、無医村を避けるために村に赴任してきた医師が、なぜか6年間で7人も村を去っているようです。中には1カ月で辞めた医師もいるようで、診療所の維持はもはや限界。読売新聞などでも取り上げられている問題です。しかし、これが村の闇かと言われればそうとは限りません。秋田県の冬は厳しく、日照時間も長くありません。不慣れな土地で仕事をすることは容易でなく、まちのバックアップも不可欠です。人口2000人あまりの上小阿仁村の高齢化率は50%を超え、平均年収は200万円。2007年から2009年にかけて、毎年自殺者が4人から5人出るなど、とんでもない自殺率を記録しており、まちの環境改善も不可欠なのです。
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