最大の見どころ:角館武家屋敷
【最後に訪れた日20200221】
仙北市(せんぼくし)は角館(かくのだて)武家屋敷のまちです。
角館地区は戸沢氏の城下町として発展。関ヶ原の戦い後は秋田に佐竹義宣が入り、弟の芦名義勝が角館に入ります。芦名氏は新時代にふさわしい城下町づくりに着手しました。武家町と町人町に分けられたまち並みは現在もほとんど変わっておらず、角館の武家屋敷が立ち並ぶまちなみには多くの観光客が訪れていました。
田沢湖地区には水深が日本一である田沢湖があります。最深部で423.4㍍あり、東京タワーが沈みます。永遠の美を求めて龍に変身して湖神となった「辰子」の伝説が残ります。青い湖を背に煌々と輝くブロンズ像は田沢湖一の人気スポット。辰子を祀る御座石神社、浮木神社(漢槎宮)、2カ所ある神社は数多くのポスターに採用されるほどの絶景スポットです。
田沢湖からクルマで30分ほどの場所にある「鶴の湯」。七湯が点在する乳頭温泉郷のなかで、最も古い歴史を持ち、秋田藩主の湯治場だった由緒ある秘湯です。途中で県道194号を外れ、山を分け入っていくと、茅葺き屋根の長屋「本陣」出迎えてくれます。山脇にひっそりと佇む白湯はまさに秘湯。五感が研ぎ澄まされる中で感じるのは硫黄の香りと温泉の温もり、雪の音だけ。静寂の銀世界の中で味わう温泉は格別です。
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