東北最大の都市、仙台市(せんだいし)。人口100万人超。仙台藩・伊達政宗の城下町。ビル群と自然が調和する「杜の都」。仙台駅に降り立ったときには、都会的で美しいまちなみに驚かされました。
31階建て、高さ145.5㍍の複合施設「AER」の最上階には仙台市を一望できる無料の展望テラスがあります。
ずんだ、牛タンなどグルメも魅力的。
仙台駅の西口に位置する青葉区(あおばく)は市役所や県庁、国分町などの繁華街を抱える仙台市の中心地ですが、仙台城がある青葉山公園や作並温泉などがあり自然も豊かです。
太白区(たいはくく)の丘陵地「八木山」は住宅地のほか、八木山動物公園や八木山ベニーランドがあり観光地としても人気のエリア。八木山ベニーランドのCM曲は仙台市民なら誰でも歌えるとか。楽天の応援歌にも使用されています。
八木山動物公園駅は「日本一標高の高い地下鉄駅」という変わった肩書きを持つ駅です(なんと高さ136.4㍍!)。八木山動物公園から地上を歩いていくと、1階にいたはずなのに、なぜか駅ビル2階の駐車場入口に"ワープ"。そこからエスカレーターを降りると1階のバスターミナルにたどり着きます。さらに、エレベーターで屋上駐車場がある5階まで上がると「八木山てっぺんひろば」があり最高の眺めなのですが、なぜかこのフロアに動物園の西門が。かなり複雑な地形です。
ひろばではおじいちゃんが子どもを肩車してあげて景色を楽しんでいました。そして、どこからともなく聞こえてくる六甲おろしのイントロ。なぜ仙台で。と思っていると、おじいちゃんのガラケーの着メロでした。
トリシャイン(東北放送)、ミヤテレタワー(ミヤギテレビ)、電波塔(NHK、東北放送、東日本放送)、仙台スカイキャンドル(仙台放送)と数多くのタワーが見える光景も印象的。夜に仙台市内をクルマで走っていると、「あれは東京タワー?」と思うような光り輝くシンボルが次々と見えて最初はビックリしました。
プロ野球12球団すべての本拠地に足を運びましたが、仙台市宮城野区(みやぎのく)にある楽天の本拠地が1番印象的です。驚きと感動の連続。屋外パブリックビューイング(目の前で試合を開催しているのに)、ビアガーデン、巨大なグッズショップ、子どものための広場、楽天電子マネーのチャージ機、更衣室、レストラン、カフェ、特設のおばけ屋敷に水族館、プール、2階建てバスを改造した観客席、砂場、バンジージャンプ、インフォメーションセンター。どれも私が子どもの頃から通った地元の球場にはないものばかり。球場に入らなくても十分楽しめます。
観覧車やメリーゴーラウンド、芝生の広場がある「スマイルグリコパーク」には500円(観戦チケットがあれば無料)で入場できます。驚くべきは、このエリアからでも試合が観戦可能。しかも、持ち込みもOKで、多くの人がレジャーシートの上に缶ビールや弁当を広げて楽しんでいました。たったの500円でここまで楽しめるとは衝撃の一言。新しい観戦の形です。東北に住んでいたらファンになること間違いなし。これがこれからの野球場のスタンダードになるのかもしれません。
1988年に仙台市に編入合併した泉区(いずみく、旧泉市)はベッドタウン、副都心線としての機能を備えています。合併により仙台市は政令指定都市となりました。Jリーグ・ベガルタ仙台のホームスタジアムである仙台スタジアム(ユアテックスタジアム仙台)があります。麻婆焼きそば発祥の地。「まんみ」さんの麻婆は細麺と絡む絡む。とても美味しかったです。セットのスープはかなり薄味でした。
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