【今回のテーマ:富士五湖】
富士山の噴火によってできた湖の中でも、特に代表的なものを「富士五湖(ふじごこ)」と呼びます。これは、富士山周辺を一大観光地へと開発した富士急行の創設者・堀内良平が命名したものです。富士五湖観光にとって富士山はなくてはならない存在です。旅の成功は天候に大きく左右されます。例えば、富士山が見えなければ関西の人なら「琵琶湖で十分やん」となってしまうからです。逆に言えば、富士山と富士五湖が合わさったときは最高の旅になること間違いなしです。今回はそんな富士五湖の楽しみ方をご紹介します。東端の山中湖から西端の本栖湖まではクルマで40㌔1時間ほど。全部回ってそれぞれの個性に触れてみましょう。
山中湖(山中湖村)
山中湖(やまなかこ)は富士五湖の中で最大の面積を持ちます。また、湖岸に広がる平地も比較的大きいことから、一大リゾート地として開発されており“リトル河口湖”という印象を受けました。多くのレジャー施設や富士山の眺望スポット、サイクリングコース、別荘地など見どころは盛りだくさんです。
河口湖(富士河口湖町)
河口湖(かわぐちこ)は面積では富士五湖の中で2番目ながら、富士急行によって観光開発され、富士五湖の中で最も栄えています。温泉、旅館、オルゴール、ロープウェイ、遊覧船、キャンプ場…。1日では回りきれないボリュームを有します。
西湖(富士河口湖町)
西湖(さいこ)は開発されずに残った大自然が魅力です。西湖といいながら、富士五湖の真ん中に位置します。南側には青木ヶ原樹海が広がります。
精進湖(富士河口湖町)
精進湖(しょうじこ)は開発されずに残った大自然が魅力です。富士五湖で最も小さく、西から2番目にあります。
本栖湖(富士河口湖町、身延町)
本栖湖(もとすこ)に着いたら財布から野口英世の千円紙幣を取り出しましょう。そして、裏面を向けて空へかざしましょう。千円紙幣に描かれている逆さ富士のモチーフになった場所がこの本栖湖で、同じ風景が目の前に広がります。富士五湖最西端です。
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