東京都に住む友人から兵庫県に住む私に1枚の写真が届きました。「今日東京の高尾山にいってきたんやが、興味深いものをみつけた」。
「東海自然歩道」。聞いたこともありません。「大阪近郊の人らの山歩きといえば箕面やが、東京に住んでる人らの山歩きといえば高尾山で、まあ雰囲気はかなり似てるんよ。東京の箕面やなとおもってたら、こういう道が制定されてるらしい。箕面の名前を東京で見たことに感動した」。私もビックリしました。世界は空でつながっている、そして、東京と大阪は歩道でつながっているのです。実に11都府県約90市町村を結び、全長はなんと1697 ㌔。自然保護の観点から1969年に制定され、この構想は国民から絶大な支持を得たそうです。
西の起点 大阪府箕面市
早速、居ても立っても居られず私は大阪府箕面市に向かいました。見つけました!「東海自然歩道 西の起点」と記された石碑です。
場所は阪急箕面駅前。何度も訪れている場所ですが、こんなところに石碑が建っているとは気づきもしませんでした。
東海自然歩道には多くの景勝地が点在します。最初の景勝地ともいえる「箕面大滝」までは片道2.8㌔。その間にもお寺や昆虫館、箕面温泉スパーガーデン♪、展望台、母と慰安で訪れたという野口英世の像など見どころ満載です。名物はもみじの天ぷら。秋は紅葉が美しいです。これだけ歩いて全行程の600分の1くらいです。
東の起点 東京都八王子市
一方、東の起点の高尾山。こちらも乗り入れる京王電鉄や、都内のレジャー文化の役割を含めていろいろと見どころたっぷり。杉の植樹の寄付を募っており、京王電鉄、高尾山登山鉄道に続き北島三郎が3位タイ、個人では最高額タイだそうです。杉一本3000円、10万本で計3億円。おかげで登山口には三郎像が鎮座しています。東京に住むことがあれば、1度は登ってみたいものです。
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