top of page
執筆者の写真うらのりょうた

八丈町〜羽田から55分の南国リゾート〜

更新日:2023年7月3日

今回のテーマは「八丈さんぽ」。



東京都八丈町(はちじょうまち)は飛行機なら羽田空港から55分で行くことができるリゾートアイランドです。青ヶ島村から1日1便のヘリで10時30分にの八丈島空港に到着した私は、17時30分発の羽田空港行きの最終便を予約しており、約7時間八丈島を楽しむことにしました。今回訪れたのはどこも空港から歩いて行けるところ、しかも無料の施設ばかりなので、八丈島で時間を有効活用したい方必見です!

ヘリに乗って八丈島へ

11時25分

空港を出ると、島のシンボルである八丈富士がドーンとお出迎えしてくれます。

八丈富士

11時45分

八丈植物公園/八丈ビジターセンター

無料で楽しめる超オススメ施設です。植物公園のビニールハウスに入ると、ボワッと暖かい空気が。本州では見ることのできないような大きな植物やサンタンカ、ブーゲンビリアなどの色鮮やかな花、カカオやバナナなど美味しそうな植物、見るからに食べてはいけなさそうな植物などを見ることができます。

ブーゲンビリア

バナナ

怪しげな花も

八丈ビジターセンターではウミガメの模型や水槽に泳ぐ魚、ヒトデが展示されていますが、1番心惹かれたのが「光るキノコ」。「今日は元気がないんですよ」。真剣に見ているのがうれしかったのか、飼育員のおじさんがニコニコしながら解説に来てくれました。暖房、加湿器をかけて大切に育てられているキノコ。虫を呼び寄せて胞子を運ぶために光ります。大きいと10円玉くらいの大きさになるらしいですが、1〜2日ほど光続けた後、萎んでしまうそう。儚くも力強く光っていました。

光るキノコ

受付のお姉さんにオススメされたのが「キョン」。中国原産のシカの仲間で、八丈島のマスコット的存在らしいです。大島や千葉で繁殖して問題になっているらしいですが、八丈島では人の手で飼育管理され、野生はいません。「ドングリが好物で、そのへんに落ちている葉っぱをあげてもいいですよ。嫌いなものは食べないので」。無料で触れ合えるということで早速行ってみると…


ソーベリーキュート!何とも愛くるしい目をしたキョン。私が近づくと、向こうも興味を示して寄ってきました。しかし、何も食べるものを持っていないとわかると離れていってしまいました。慌てて食べられそうなものを探します。木の実を拾っておびき寄せますが、なかなか戻ってきません。5分以上にらめっこをしていると、1匹こちらにやってきました。警戒しながらも1粒食べると、もっと欲しそうな表情。急いで木の実を集めてモグモグタイムスタート。木の実ではキョンの食欲に追いつかないので、葉っぱも回収。茶色い針葉は食べてくれませんでしたが、黄色い広葉は美味しそうに食べてくれました。可愛すぎて何分でも見ていられます。

キョン

13時00分

八丈島名物の「島寿司」を銀八さんでいただきました。貫禄ある大将が目の前で手際よく握ってくれます。まさに職人の技。ネタの説明や言葉遣いも丁寧。ツヤが美しくネタが分厚く、辛子を使った味付けが絶妙。この寿司を食べるだけでも八丈島に来た甲斐あり。ついてくる荒汁も「骨に気をつけて」と言われたものの、骨が口の中で溶けるほど柔らかく、長時間煮ているのだと思います。大将は気さくな方で、島の生活などを15分ほど話してくださりました。「青ヶ島行ってきたの?今日船休みだよ。明日も(欠航が)決まってる。タイミング良かったね。世界の行きたいとこベスト15にも選ばれてるんだって。これ(スマホをスクロールする仕草)で調べたらすぐ出てくるでしょ。仕事辞めた人とか転職前に来る人が多いね」「俺はくさやが大好き。一味唐辛子とマヨネーズで食べて、余ったら次の日に永谷園のお茶漬けあるでしょ、それで食べる。これがもう最高。昔はもっと臭かった、それこそ便所で飯食ってるような感じだったが、今は東京(都心)の人に合わせてましになったね」。空港でくさやをお土産に買って帰ることに決めました。

島寿司

13時40分

「大里の玉石垣(たまいしがき)」は玉石を使った美しい石垣です。

大里の玉石垣

14時20分

八重根港に近づくと天候が怪しくなってきました。雨が降り出し、傘がさせないほど強風に。島の天気は変わりやすい。仕方ないのでフードをかぶって旅を続けます。

八重根港

14時40分

「宇喜多秀家公と豪姫の像」。岡山城主として活躍した宇喜多秀家ですが、関ヶ原の戦いで西軍について敗れてしまい、八丈島への島流しに遭います。島流しで知られる八丈島ですが、実は宇喜多秀家が史上初の人物。

宇喜多秀家公と豪姫の像

江戸時代、島流しは死刑に次ぐ重刑でした。本土で終身刑にした場合、刑務所の管理に手間がかかり、島流しは島国において最も効率的なシステムだったのです。宇喜多秀家公と豪姫の像は岡山城の方角を仲睦まじく眺めています。


14時50分

千畳敷は身の危険を感じるほどの大波。少し離れた場所からささっと撮影を済ませて空港に戻ります。

千畳敷

15時40分

空港に戻ってきました。お土産を買って飛行機を待ちます。八丈島はくさやのほか、明日葉などが有名。今日出会ったキョンをあしらったお土産もありました。

明日葉
キョンをあしらったお菓子
八丈島空港の売店

閲覧数:37回0件のコメント

Comments


bottom of page