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執筆者の写真うらのりょうた

地方ラジオを愛したい

2000年に開局した新潟県のFMラジオ局『FM PORT』が経営悪化に伴い2020年6月で停波すると発表しました。県域の民間放送局が閉局するのは今回で2例目だそうです。


青春時代を過ごしたリスナーや、交通情報などを頼りにしているドライバーがまだまだいると思えばとても悲しく思います。ラジオは通勤通学中や作業中のBGMに最高ですし、災害時には重要な役割を担います。


情報過多の時代に音声だけでビジネスを展開するには創意工夫が求められます。現状、多くの地方局は番組を購入し、自主製作率を減らしている状況です。地方でFM東京系のラジオ番組が流れてくると少しガッカリしてしまいます。CMは過払い金、中古車買い取り、宗教ばかり。


一方で、全国のラジオ番組が聴けるアプリ「radiko」の登録者数は右肩上がり。ラジオの需要はまだあると感じさせられます。一極集中が加速する恐れもありますが、まだまだ逆襲のチャンスありです。


今回は全国をドライブしていて印象的なラジオ局をご紹介します。


FM802(大阪府)

大阪No. 1ミュージックステーション。関西人のアイデンティティと言っても過言ではありません。朝は大抜卓人『TACTY IN THE MORNING』、昼は中嶋ヒロト『802 RADIO MASTERS』、夜は落合健太郎『ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!』、日曜日は西田新『OSAKAN HOT 100』とオススメ番組を挙げたらキリがないです。ヒヤー!フェスをバンバン主催したり、FMココロを買収したりと勢い健在です。


ZIP-FM(愛知県)

名古屋のNo. 1ラジオステーションです。名古屋一のパワフルガール、白井奈津がお届けする『HOORAY HOORAY FRIDAY』。あなたの愚痴をぶつけよう『残業中の給湯室から』、サザエさんのエンディング丸パクリ『フレフレじゃんけん』など元気でハッピーになれるコーナー盛りだくさん。明るいのに耳障りじゃない美声で旅の疲れを癒してくれました。


K-mix(静岡県)

高橋正純がハイテンションで届ける『モーニング ラジラ』。リスナーから「ズミさんはご存知だと思いますが…」と前置きされた上で日常生活や仕事に関するメッセージが届き、「知らんがな!!」と返すのが定番のコミュニケーションになっています。初めて聴いたらビックリです。「毎日嫌々聴いてます」、「私はリスナーなんかじゃない」といじり倒され、「そんなに俺のラジオ聴いてるって周りに知られるのが嫌か!」と自虐的。朝から謎の関西ノリで元気になれます。


J-WAVE(東京都)

「エイトワンポイントスリ~♪ジェ~ウェ~♪」。東京のNo. 1ラジオステーションです。やはり、「クリスペプラーです」と一度聴いたら忘れられないイケメンボイスで始まる『TOKIO HOT 100』が印象的。意識高い系番組の多さに辟易とする時もありますが、LiLiCoの『ALL GOOD FRIDAY』は朝から下ネタ全開で逆に心配。


AFN Okinawa(沖縄県)

沖縄でドライブをしていて感動したのがAFNの存在です。駐日アメリカ軍向けに放送されているラジオです。洋楽好きにはたまりません。ただ、走行中に緊急地震速報が流れてドキッとしました。英語なので、意味がよくわかりませんでしたが、おそらく「これが鳴ったら地震に気をつけろ」という注意喚起だったようです。心臓に悪いです。

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