県都・仙台市の北東に隣接する多賀城市(たがじょうし)。
奈良時代には朝廷の出先機関として陸奥・出羽(東北)の国府「多賀城」が置かれ、東北の中心都市でした。城といっても戦国時代のような軍事拠点というよりは、政治拠点としての色合いが強いです。西海道(九州)の国府は太宰府に置かれており、「西の太宰府、東の多賀城」といった具合でしょうか。 多賀城市によると、両市は都に似せて瓦を葺き、柱に朱を塗った壮大な政庁を中心に計画的な地方都市としての街並みが形成され多くの人々でにぎわっていたそうです。多賀城市と太宰府市は現在、友好都市となっています。
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