大分県の県都である大分市(おおいたし)。実は、国内屈指の「国際派」なまちです。
戦国時代、豊後国を治めた大名・大友宗麟(おおともそうりん)は1551年に、フランシスコ・ザビエルを招待。大分県ではキリスト教が布教され、南蛮文化が花開きます。さまざまな西洋の知識やモノが取り入れられた結果、豊後国は隆盛を極め、九州北部の大半を支配するまでに躍進。「オオイタ」はその名を世界に轟かせる国際都市となったのです。キリストといえば島原・天草で知られる長崎県、熊本県のイメージでしたが実は、大分市こそが日本における西洋文化、キリスト布教の一大拠点だったのです。
現在でも、「JR大分駅」や、「大分銀行赤レンガ館」で西洋文化を感じることができます。ちなみに、大分県を代表する土産菓子の名前も「ざびえる」。
大友氏は戦国時代の終盤に衰退し、改易されます。江戸時代に入ると、「府内城(大分城)」を中心に新たなまちづくりがはじまりました。戦後の目覚ましい成長を経て、現在も大分県の経済、文化の中心となっています。
買い物は大分市に本社をおく「トキハ百貨店」や、2002年に開業した複合商業施設「パークプレイス大分」がオススメです。
特産品は佐賀関(さがのせき)で獲れる「関サバ」や「関アジ」が有名。
海沿いを走る国道10号沿いには大分マリーンパレス水族館「うみたまご」や、サルと触れ合える「高崎山自然動物園」など観光スポットが点在します。
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