宿場町として栄えた大和町(たいわちょう)の吉岡地区は阿部サダヲ主演の映画「殿、利息でござる!」の舞台となりました。仙台から奥州街道を北へ6里、仙台藩に属していた吉岡宿。貧困にあえぐ村民たちが知恵と工夫で時代を生き抜いた実話です。
宮城県のご当地スーパー「ウジエ」でカルピスや郷土料理の「しそ巻き」を購入。21時前でも明るく、多くの客で賑わっており安心させられます。
しそ巻きはたくさんの種類が販売されており、どれを買うか悩んでしまいました。地元では給食にも出るそうです。味噌とくるみの組み合わせは濃厚で鮮烈ながら、素朴な味わいでした。しそが口の中をすっきりさせくれるため、味噌との相性は抜群です。
殿、利息でござる!を見てみた
舞台は仙台から奥州街道を北へ6里、仙台藩の吉岡宿。1700年代に本当にあった話です。宿場といってもほとんど百姓、しかも田畑も少なく商いで何とか生計を立てていました。さらに、宿場間の物資輸送を無償で行う「伝馬(てんま)」が重荷としてのしかかります。家数は減り続け、残った者の負担は増え続けるという負のスパイラルに陥っていました。そこで、酒屋の当主・穀田屋十三郎らは金策に走る藩に銭を貸し、利息を取ることを思いつきます。
映画の中では当時の貨幣の価値を日本酒で説明してくれたり、労働歌の酒造り唄を歌うシーンがあったりと当時の暮らしがわかる内容となっていました。
時代劇ですが、エンディングで現代の吉岡宿(宮城県大和町)のようすが流れるシーンがとても印象的でした。のどかですが、活気があります。子どもからお年寄りまで皆生き生きしています。このような平和な世界も穀田屋十三郎らの活躍なくしてありえなかったのかもしれませんね。ちなみに、穀田屋は現在も町内で営業しています。
仙台市に本社を置く東日本放送の開局40周年記念事業の一環として公開された今作品。東日本大震災からの再生もテーマになっています。終盤に仙台藩の殿・伊達重村役として仙台市出身のフィギュアスケート選手・羽生結弦が登場したのには驚きを隠せませんでした。
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