大和国で最も大きな城郭を有する郡山城の城下町として発展した大和郡山市(やまとこおりやまし)。「日本さくら名所100選」にも選ばれており、春の「お城まつり」では前に進むのも大変なほど多くの観光客で賑わっていました。最古の貨幣「富本銭」最初の発見地でもあります。
城下町は町民による自治のしくみ「箱本」発祥の地。藩からの伝達や税の徴収、治安や消火が町民に任されていました。
大和郡山市といえば「金魚」です。約2000年前、中国南部で赤色のフナが発見されたことが金魚の始まりで、1502年(室町時代)に日本に伝わりました。
大和郡山市には1724年に甲府藩第2代藩主で郡山藩初代藩主の柳澤吉里が持ち込みました。その後、副業として生産が盛んとなり、最初は富裕層の間で、明治時代には庶民の間で流行しました。現在では年間約6000万匹もの金魚が販売されています。
「郡山金魚資料館」はあぜ道をさまよわないと辿り着かないような田園のど真ん中にあります。建物は年季が入り、薄暗く、中に入るには少し勇気が必要。しかしながら、入場客が少なく、ゆっくりと金魚を鑑賞することができる穴場です。入場も無料。
近鉄郡山駅前の「ころっけのハヤシ」さんの揚げ物は絶品です。看板商品のコロッケ(70円)はサクサクの衣に上品な味付けのジャガイモ、ハムカツ(80円)はサクサクの衣にハムの旨みがマッチ。
リニア新駅誘致活動にも注力しています。
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