行ってんどー!天童市(てんどうし)は将棋駒のまちです。
「吹けば飛ぶよな 将棋の駒にー」。祖父が好きだった村田英雄さんの『王将』という曲です。将棋の駒といえば山形県天童市。国内生産量の9割以上という圧倒的なシェアを誇る将棋王国です。将棋=天童市といっても過言ではありません。伝統工芸品と市をセットで覚えてもらえるのは天童市の強みです。
元々は山形県高畠町で盛んにつくられていた将棋駒ですが、織田藩が天童に入るころに持ち込まれました。江戸時代後期には、生活の困窮した人々に将棋駒の生産を奨励し、今に続く「将棋駒のまち」の基礎が築かれます。パンフレットのキャッチコピーは「あなたの旅に、王手」。
ちなみに、将棋のルーツは、5世紀ごろの北インドで遊ばれていた「チャトランガ」。日本で独自の進化を遂げ、平安時代の貴族社会ではすでに遊ばれていたそうです。
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