富士山のお膝元に位置する富士吉田市(ふじよしだし)。
「吉田の火祭り」は日本三奇祭のひとつです。北口本宮冨士浅間神社に至る約1㌔の大通りのど真ん中に高さ約3㍍の火柱が無数にそびえ立ちます。見たことのない異様で厳かな光景です。
名物は「吉田のうどん」。ほうとうと並ぶ山梨県の郷土料理です。特徴は硬くてコシが強い麺。具材はキャベツと馬肉、そして、唐辛子や山椒がピリリと効いた「すりだね」という薬味が特徴です。
実は、吉田のうどんを食べるまで吉田の火祭りの存在は知りませんでした。うどんを注文して待っている間、店内を見渡していた時、吉田の火祭りというインパクトのあるポスターの文字が飛び込んできたのです。しかも、日付を見ると今日の夜ではありませんか。
なるほど、昼間に道路を封鎖したり、土を盛ったりテントを設営したりと街中が妙に慌ただしかった理由がわかりました。この日の夜は富士山登山を控えており、しっかりと休息をとる必要がありましたが、またとない機会。迷わず火祭りに参加することになった次第です。
富士急ハイランドがあるのも富士吉田市。富士山登山後、敷地内の「ふじやま温泉」にお世話になりました。
「新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん)」から見える富士山と五重塔の景色は国内外問わず「日本らしい光景」として人気です。
特に桜の季節は多くの観光客で賑わいます。繁忙期は小学校のグラウンドに臨時駐車場(1000円)が設営され、そこから無料のバスで山の麓まで向かいます。展望台までは400段の階段があるので体力に自信のない方はお気をつけください。
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