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執筆者の写真うらのりょうた

富士山と海と高速と。薩埵峠に行ってみた!

絶景を求めて、まずは兵庫県から静岡県に向かいます。新大阪から名古屋までのぞみに乗り、そこからひかりに乗り換えます。普段は気にしませんが、静岡に行くときは、のぞみが静岡県内に止まらないことへの不便さを感じます。名古屋で乗り換える際は窓際の席に座ることができましたが、浜松で車内は一気に人で溢れかえります。なるほど、ひかりにとっては浜松が実質始発駅のようなものなのですね。さらに、静岡から在来線に乗り換えて目的地の興津(おきつ)を目指します。

大阪から2時間50分、8時41分興津に到着です。終着駅ですが、いわゆるターミナルという感じの雰囲気ではありません。

興津から薩埵峠までは「往復2時間半かかる」という案内もあり、ゾッとします。駅を降りると、左に曲がり東海道を歩き始めます。興津川を渡るときには右に国道1号、左に東海道線が見えます。学生時代の東海道旅行や、安藤広重や伊能忠敬が歩いていた時代に思いを馳せます。

興津川を渡ってからはいよいよ難関が始まります。急な階段や坂道の連続。癒しは絶景の太平洋です。そして歩くこと1時間、目的地の薩埵峠に到着です。

さまざまなクルマがそれぞれの思いを乗せて東名高速を西へ東へ走っていると思うと胸が熱くなりますね。クルマはパーソナルな空間であることに魅力を感じます。電車や飛行機は1人の運転手に多くの乗客。皆、目的地は同じです。一方、クルマは道路で列をなしていますが、皆目的地が違います。違う意思を持って同じ道を走る。そのギャップにロマンを感じます。どこかのインターチェンジで合流し(出会い)、どこかのインターチェンジで分岐(別れる)。人の人生とどこか似ている気がします。それでも、富士山が見えると全ての人が同じ気持ちになり、急いでいるドライバーも絶景に圧倒されて心なしかアクセルが緩んでいる気がしました。


薩埵峠の由比側には無料駐車場があるので、クルマで行くことも可能です。由比側の街道には古きよきまちなみが残っており、雰囲気がありました。「あかりの博物館」、「名主の館」なんて施設もありましたので、興味のある方は是非。八坂神社は鳥居の前にちゃっちい現代版鳥居みたいのを設置していて笑ってしまいましたが。由比駅についたのは10時31分。海の幸の香りがしました。2時間くらいの絶景旅。絶景に見惚れて何度も足を止めていたので、実際はもう少し早くいけると思います。







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