最大の見どころ:おやき村
【最後に訪れた日20190822】
小川村(おがわむら)はおやき村のまちです。長野県を代表する郷土料理「おやき」。「おやき村」は長野市と大町市の間の峠にあった農家を改築して開村しました。おやきづくり体験や、焼きたてのおやきを食べたり、山村風景を散策することができます。いわば、おやきのテーマパークです。
「道の駅おがわ」のファミリーマートで目に留まった菓子パン「ピタパン」を購入しました。パンは洋食ですが、菓子パンや惣菜パンは実は日本の文化。海外の文化を真似して、自己流にアレンジ・昇華させる日本らしい食べ物の1つかもしれません。菓子パンをつくった「ソノマノ」さんは地産地消にこだわり、鬼無里村(きなさむら)の山の木の実の酵母、地元の粉と山の水を使用。酵母の酸っぱさと独特の香りからは自然の力と優しさが溢れていました。
カーラジオから流れるTBSラジオ系 「日本全国8時です」が耳に留まりました。 工学者の月尾嘉男さんが地球環境や政治経済を愉快に解説する番組です。私たちの暮らしを支える技術は動物からヒントを得たものが実に多いそうです。例えば、新幹線はカワセミがクチバシで空気抵抗を抑える仕組みを応用し、注射針は蚊を参考にしています。小川村のような自然豊かな環境にもテクノロジー進歩のヒントがあるのかもしれません。
また、日本の「休眠資産」は貯金、不動産に次ぐ37兆円にのぼり、世帯あたりで70万円になるそうです。休眠資産を動かす経済活動にフリーマーケットやネットオークション、ブックオフなどが挙げられます。近年では
フリマアプリ「メルカリ」が使わないモノを1兆円、宿泊施設サイト「エアビーアンドビー」が使わない住宅を3000億円、「ウーバー」が使わない時間の労働力を1兆円に変えました。元を辿ればメルカリはフリーマーケット、ウーバーは出前と昔からあるものなのですが、発想を1つ変えて現代社会にマッチさせるだけでこれだけのお金が動くのですね。
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