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執筆者の写真うらのりょうた

小浜市〜サバのまち〜

更新日:2021年5月30日

小浜市(おばまし)は「海のある奈良」とも謳われており、歴史ある奈良県にも行きたい、海にも行きたいという方には是非オススメしたいまちです。

古来、「御食国(みけつくに)」として朝廷に食を納めた美食の国であり、北陸地方の中でも関西圏、特に京都府とのつながりが強いまちです。是非、小浜市に訪れたら食べてほしいのが「サバ」。北前船が寄港し、京都へと続く「鯖街道」の起点として大いに栄えたまちの代表的な海の幸です。サバ料理としては、サバ寿司や、サバを粕漬けにした「へしこ」が有名です。

サバ寿司が有名

へしこ

若狭湾で獲れた新鮮な海の幸を食べたり買ったりしたいなら、小浜漁港の「若狭フィッシャーマンズワーフ」がオススメ。道の駅や食文化館も隣接しており、魅力満載のエリアです。日本海の景勝地を船で巡る蘇洞門(そとも)めぐりの出発点でもあります。

若狭フィッシャーマンズワーフ

小浜公園

小浜海浜小公園

歴史的なまちなみが残る「小浜西組」の西端に位置する茶屋町、三丁目。「蓬嶋楼(ほうとうろう)」は明治時代に建てられた旧料亭で、三丁目の中核的な建築です。

小浜西組

北海道・松前や大阪を結ぶ北前船の船員や国会議員などが宿泊し、年中賑わいました。1泊4万円、宴会するとプラス3万円、芸妓にチップなども渡すと1人あたり約10万円を一晩で散財したそう。なんとも豪快な遊び方です。毎晩5〜10人程度が宿泊し、料亭の年収は10億円を超えたそうです。

贅をつくした内外装は必見です。細かいところまでこだわり抜かれた指物大工の創意工夫、それを実現させる日本人の技術力の高さに驚かされました。

北陸三県に多い赤色の壁「べんがら」。雲の上の満月と三日月を表現



金沢の金箔をつかった屏風は約2500万円、二双あるので約5000万円


鹿鳴館時代のランプは約1200万円。金属ではなく、実は鎖も含めて全部木製


ちなみに、部屋の真ん中に置いてあった直径3㍍のケヤキの一枚板で作ったテーブルは700万円


見る角度で模様が変わる障子の組子



入れ替えると模様が変わる欄間の天窓



継ぎ目のない障子の組子。アコーディオンと似た構造とのことですが、それを木で実現させるとは。松の葉を表現しています


明治時代のガラスは歪みがあり味わい深い

特別なことをするための隠れ部屋「四畳半(よじょうはん)」


殿方の便所。姫方の便所にある小窓から「この後いかがですか」と夜のお誘いがあったそう

建物は、大きな地震に耐えるため、1階の天井を低くし、重心を下げています


お守り「身代わり猿」さるぼぼとは違います

【人口】28106人

【面積】233.09km2

【人口密度】121人/km2

【隣接自治体】三方上中郡若狭町、大飯郡おおい町

滋賀県:高島市

【交通】京都、名古屋からクルマで約2時間


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