広尾町(ひろおちょう)からえりも町字庶野 へと続く「国道336号」は建設に金を敷き詰めるほど莫大な資金が費やされたことから「黄金道路」と呼ばれています。
太平洋に迫る日高山脈の断崖絶壁を削る難工事では多くの人が亡くなっており、道路沿いには「殉職記念碑」も。今でも落石や高波でしばし通行止めになる難所である一方で、北海道の大自然を体感できる絶景のドライブスポットでもあります。
黄金道路の象徴の1つが2011年に開通した「えりも黄金トンネル(えりも町)」で、道内最長となる4941㍍にも及びます。
黄金道路の起源は1798年まで遡りますが、1990年代まで十勝川の河口に橋がなく、日本最後の渡船国道だったり(クルマは22㌔上流へ迂回する必要がありました)、未舗装区間が残っていたりと、長い年月をかけて現在の姿に至っています。
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