心も体も癒される温泉。日本全国にある温泉の中でも、特に歴史のあるものは「日本三古湯」と呼ばれています。今回は、それぞれの温泉地に赴いた感想と、楽しみ方をまとめてみました。あ~気持ちかった。
夏目漱石も愛した!道後温泉(愛媛県松山市)
日本最古の名湯。「神の湯」がある道後温泉本館がまちのシンボルです。国の重要文化財でありながら、博物館化せずに現在も公衆浴場として利用できることが最大の魅力。夏目漱石『坊っちゃん』の舞台で、小説に関する展示もあります。名物は「坊ちゃん団子」。
西の大関!有馬温泉(兵庫県神戸市)
江戸時代の番付では「東の大関・草津、西の大関・有馬」と称されました(当時は横綱ではなく大関が最高位でした)。濁った「金の湯」、透明な「銀の湯」、2ケ所の外湯はセットで入り比べてみましょう。金の湯には飛鳥時代から多くの有名人が入浴し、歴代の天皇や藤原家、足利家、豊臣家、織田家、徳川家、千利休、伊能忠敬、近松門左衛門、福沢諭吉、伊藤博文などそうそうたるメンツが名を連ねます。まさに「日本史のオールスター」です。
目の前に真っ白な砂浜!白浜温泉(和歌山県白浜町)
和歌山県白浜町の白浜温泉は古くから温泉地として栄え、関西屈指の観光地となっています。600~700年代にかけて歴代天皇が訪れたと日本書紀に記されており、日本三古湯にも数えられています。温泉の目の前には真っ白な白良浜と青い海が広がり、ロケーションは抜群。温泉のほかにも、千畳敷、円月島などの景勝地、アドベンチャーワールドやとれとれ市場などの観光施設が充実しており、観光資源に恵まれたまちです。
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