top of page
執筆者の写真うらのりょうた

振りかえろっカー20 トヨタ・ヤリス

訪問都道府県:福井県ほか(トヨタレンタカー福知山店ー大森店)

走行距離:828.3㌔(燃費30.6㌔)

モデル:4代目(2020~)


20世紀末からトヨタのコンパクカーをけん引してきたヴィッツ。今回、トヨタはそのネーミングをヤリスに変更してきました。元々、ヴィッツは海外ではヤリスというネーミングで販売されていたので、ネームバッジの統一などによるコスト削減の意味合いもあると思われますが、日本の自動車市場に浸透していたヴィッツの名前を捨てた決断にトヨタの本気を感じます。

ヤリスのフロントデザイン

進化はアクセルを踏んだ瞬間に感じることができました。とにかくレスポンスが良くなっていることに驚きました。正常進化というよりは、もはや全く別物のクルマです。トヨタがネーミングを変更した狙いが伝わってきました。今までのヴィッツは平凡で特徴も欠点もないクルマでしたが、走りの部分に重点を置いて開発したことが強く感じられました。ステアリングの反応も良く、ワインディング走行は爽快そのもの。踏んだ分だけ加速し、切った分だけ曲がってくれます。高速走行も安定感があり、時速120㌔でも風切り音やエンジン音が静かで音楽や会話を楽しみながら走行することができました。

レスポンスの進化に驚き

エクステリアやインテリアの質感も向上。新世代のクルマらしく、「スマホ中心の車内空間」が実現されていました。ナビの下やシフトレバーの奥、助手席などに平らでむき出しのトレーがあり、スマホをサッと置くことができます。そしてインパネのど真ん中にUSBの端子。「Apple CarPlay」はスマホを接続するだけで音楽や通話、ナビなどのアプリを開くことができ、とにかく快適に過ごせます。

どっしりとしたリアデザイン

ブラックアウトされたリアランプ周りが印象的

ヤリスのインテリア

エアコンなどのスイッチ類

Apple CarPlay

一方でドリンクホルダーの数が減り、センターコンソールの後ろに追いやられるなどそのほかの利便性は低下したように思います。デザインを重視した六角形のサイドミラーや肘置きより高い位置のスイッチ類、そのスイッチ類に隠れたドアハンドルは使い慣れるまで時間がかかりそうです。白い棒の意匠もプレミアム感の演出には物足りないところ。

六角形のサイドミラー

スイッチ類に隠れたドアハンドルと白い棒の意匠

トヨタが最も力を入れたことの1つが安全性能の向上でしょう。レーダーで車両や歩行者を検知するプリクラッシュセーフティ、障害物の接近を知らせるインテリジェントクリアランスソナー、先行車発進告知機能、パーキング支援、SOSコールなど最新の安全装備が目白押し。一方で、レーントレーシングアシスト(LTA)とレーダークルーズコントロール(ACC)が装備されているにも関わらず、時速30㌔以上でしか使用できず時速25㌔以下になると自動解除されるため、渋滞の場面で使用できないのが残念。電動パーキングアシストが装備されないのも減点です。ロードサインアシストやナビがメーターパネルで確認できるようになったのはうれしいです。

障害物の接近を知らせるインテリジェントクリアランスソナー

SOSコール

燃費は30㌔超

ロードサインアシストやナビが確認できるメーターパネル

閲覧数:14回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page