訪問都道府県:神奈川県
期間:20220830
走行距離:10㌔
モデル:4代目(2019~)
日本で「アクセラ」の車名で販売されていたモデルが4代目から海外に合わせて「マツダ3」に。
低重心の美しいエクステリアはシンプルながらエモーショナルで色気があり、心奪われる1台です。
無駄なキャラクターラインを省き、ワイパーが隠されていたり、ウォッシャー液が視界を妨げないよう飛び出さなかったり、トランクの開閉ボタンがエンブレムの裏に隠されていたりと細部までこだわりを感じます。
キーはボタンが小さくて押しづらいですが、デザイン重視で好感が持てます。
乗り込んで最初に驚くのが高級車に劣らない重厚感あるドアの開閉音。ドアハンドルやセンターコンソールなど手が触れる部分にはソフトパットやステッチが多用されて触り心地が良く、ウインカー、シフト、ナビ、エアコンなど操作スイッチはどれもカチカチと小気味良く反応して何度も押したくなる気持ちよさ。
オルガンペダルが採用され、トレンドの"タブレット風”カーナビ、引き出し式のセンターコンソールボックス、サングラスケースなどもしっかり装備。特に、ホタルのようにやわらかくふわっと光る照明は好印象。重厚感あるクラクションも高級車の水準。気になるのは剥き出しのドリンクホルダーくらいです。
速度がフロントガラスに表示されるヘッドアップディスプレイ、オートブレーキホールド、クルーズコントロール、サイドミラーのブラインドスポットモニターなど最新の安全装備も充実。
あとはステアリングのど真ん中に鎮座する「M」のエンブレムをどう捉えるかです。私にとっては週末の新聞チラシで「デミオ99.8万円!衝撃特価!」と謳っているのが、幼少期に刷り込まれたマツダのイメージ。トヨタのレクサスみたく、プレミアムラインをつくっても良かったのではないかとも思います。しかしながら、マツダのブランドイメージが変わってきていることも事実。
インテリアの質感はアウディ、レクサス、レンジローバーに匹敵するレベルだと思います。国産モデルでほかにセンスがあると思えるのはトヨタ・ハリアーくらいです。
走りも軽やかで楽しいです。マニュアルモード、スポーツモードもあり走る喜びを感じられる1台でした。
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