飛鳥時代、聖徳太子が斑鳩町(いかるがちょう)に建立した法隆寺。世界最古の木造建築物であり、日本で初めて登録された世界遺産の1つでもあります。
法隆寺の第1印象は、とにかく修学旅行生が多いということ。次から次へと"2列横隊"がやってきます。寺院に使う言葉としてふさわしいかわかりませんが、シンプルなベージュ基調で美しく整備されており、道幅が広く全体的にゆとりのあるつくり。聖徳太子の権力の強さの表れかもしれません。
まちを散策をしていると、近くの民家や公園の柿の木が実っており、まさに「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」をほうふつとさせました。斑鳩町を観光するなら、秋がオススメです。
踏切待ちをしているときに、ふと右側を見ると、法隆寺を模したような法隆寺駅が。最初に見つけたときは衝撃を受けました。
町内を流れる「竜田川」は古くから紅葉の名所で「ちはやぶる」で始まる在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ百人一首などで有名。竜田揚げの由来ともいわれています。
「藤ノ木古墳」はコスモス畑が美しかったです。
斑鳩町をはじめ、奈良県北西部には小さな町が密集しています。法隆寺に代表されるようにそれぞれのまちに誇り高きシンボルがあることはもちろん、隣接する大阪府のベッドタウンとしても機能しており税収が安定しているために合併が進まないそうです。
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