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執筆者の写真うらのりょうた

新潟市〜新潟港のまち〜

信濃川河口に位置し、古くから港町として栄えた日本海側最大の都市で政令指定都市である新潟市(にいがたし)。


信濃川に架かる新潟市のシンボル「萬代橋」で結ばれた都心軸は「新潟2キロ」と名付けられ今なお発展が続いており、シンボリックな建造物の多さも際立ちます。勘違いされることもありますが、新潟市は"ど田舎"ではありません。

萬代橋

にいがた2キロ

新潟駅はひっきりなしにバスが出入りしており、高度に成熟したバス社会に驚きを隠せません。新潟駅で写真を撮ると必ずと言っていいほど、赤い屋根のバスが写り込んできます。"バスDJ"とでも言うのでしょうか、笛を加えたおじさんがリズミカルにバスをさばく姿はもはやエンターテイナーであり、見応えがありました。

新潟駅

通勤ラッシュ

バスターミナル

新潟駅で人気の場所が日本酒が美味しい新潟ならではの施設「ぽんしゅ館」。受付で500円を支払うとお猪口とメダル5枚が手渡され、ズラリと並んだ唎き酒マシーンからお好みの地酒を味わうことができます。

ぽんしゅ館

忠犬タマ公

沈んだように見えるセブンイレブン新潟花園一丁目店

その名も「にいがちゃ」

夜はスズムシが鳴いていた新潟駅

商業施設が立ち並ぶ万代(ばんだい)エリアで県民や旅人に愛される場所が「万代シティバスセンター」。路線バスや高速バスが発着する新潟県最大のバスターミナルで、目的地の違う人やバスが目まぐるしく行き交います。新潟駅同様、こちらでも新潟市がバス社会であることを実感しました。

万代シティ

「バスセンターのカレー」は新潟市のソウルフードです。普通カレーでも大盛りのようなボリュームがあり、半数近くの人がミニカレーを選んでいました。昔ながらの味で、鮮やかな黄色が特徴。そのほか、タレカツ丼やイタリアンなど新潟市にはご当地グルメが盛りだくさん。イタリアンはパスタ、焼きそば、焼うどんを融合したような不思議な味わいで、値段も手頃なのでスナック感覚で食べることができます。

バスセンターのカレー

イタリアン

タレカツ丼

バスセンターから萬代橋の方へ歩いていると、「カッコいい」と心奪われるビルが見えてきました。「新潟日報メディアシップ」です。新潟県で圧倒的なシェアを誇る新聞社の本社機能を備えた高さ105㍍の複合ビル。名前の通り、北前船の帆をモチーフに緩やかなカーブを描いたデザインは洗練されており、新潟市の新たなシンボルとなっています。2013年に「出航式」を執り行いグランドオープンしました。

新潟日報メディアシップ

新潟駅も高架化など大規模なリニューアルを控えており、新潟市の止まらぬ進化を目の当たりにしました。


元々は中洲であった万代島(ばんだいじま)エリアは新潟市のウォーターフロント。シンボルは高さ143㍍の複合一体型コンベンション施設「朱鷺(とき)メッセ」。31階の「Befcoばかうけ展望台」からは新潟市や佐渡島、粟島を一望できます。文字オブジェである「What's Niigata display」や佐渡汽船ターミナル、みなとのマルシェ「ピアBandai」もこのエリアに位置します。

朱鷺メッセとWhat's Niigata display

展望台からの眺め



萬代橋を渡ると、商店街や歓楽街がある古町(ふるまち)エリアです。シンボルは商業や行政の中心を担う高さ125㍍の高層ビル「NEXT21」。新潟市出身の漫画家・水島新司さんのキャラクター銅像が並ぶ「水島新司マンガストリート」も人気です。

NEXT21

水島新司作品の銅像。商店街の人々がバケツや雑巾を持ち清掃していたのが印象的でした

江戸時代に川の港として栄えた秋葉区新津(旧新津市)。明治時代以降も交通の要衝として機能し、現在はJR3路線(信越本線、磐越西線、羽越本線)が乗り入れる「鉄道のまち」です。

新津駅

車輪のオブジェ

駅前のようす

頭をぶつけないよう、雪国では横向きの信号も見られます

雪の恐ろしさを感じます

新潟は「新」がつく地名が多い

新津の車窓から

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