【今回のテーマ:サミット】
いよいよ今月の28日、29日はG20大阪サミットです。世界37国から要人が集まります。私たちの生活にはどのような影響があるのか、まとめてみました。
阪神高速はほぼ通行止め
要人等が車での移動の際、安全かつ円滑に通行できるよう交通規制を行います。特に、阪神高速はほぼ全線通行止め。要人の動きは未確定で、規制の時間だけでなく日程も確定できないそうです。今のところ、27日から30日までの4日間と考えているようですが変更もあります。昨年も、皇太子が伊丹空港から生田川まで移動される際に、前後30分ほど阪神高速の入り口を封鎖したそうですが、今回はレベルが違い、高速会社もお手上げのようです。
宅配便は兵庫でも制限
交通規制の時間は早朝から深夜までの予定です。夜間に関しても未確定要素が多いです。そのため、ヤマト運輸は大阪府全域と兵庫県4市(芦屋、尼崎、伊丹、西宮)での発送制限を発表しました。警察はマイカー利用の自粛、業務用車両の運行調整で交通総量削減50%という無謀とも思える計画を立てています。現在、阪神高速の交通量は1日75万台。その7割が物流関係です。関西の物流が麻痺することは必至かと思われます。
休校も相次ぐ
電車は運行するものの、教育にも影響が出ます。全ての大阪府立学校・大阪市立学校園が臨時休業となる予定です。交通規制を受け、私立校でも休校が相次ぐのではないでしょうか。
ご理解ご協力を
高速会社は道路法の元で道路管理者となり道路の不備などで通行止めを決定できます。軽微の事故でも通行止めは警察と協議する必要があります。警察は道路交通法の元で交通管理者となり通行止めを決定します。ちなみに、制限速度は公安委員会が決めます。つまり、高速会社にクレームを言ったところで仕方がないのです。警察や公安委員会は安全を考慮して通行止めや速度を決定します。私たちの理解と協力でG20大阪サミットを成功させましょう。
後記
「関西のホスピタリティであたたかくお迎えしましょう」の文字をあちこちで見かけますが、ホスピタリティってなんだか横文字でわかりにくい気がします。人情とかじゃだめなんですかね。本番では日本中の警察が警備に当たるようです。6月に入り、早くも静岡県警や山形県警のパトカーを見かけました。訓練でしょうか、準備でしょうか。少しずつ緊迫ムードが漂ってきています。
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