本州最西端の都道府県、山口県。長い歴史を誇る「秋吉台」や「錦帯橋」はもちろん、近年では「角島大橋」や「元乃隅神社」など国内のみならず、世界から注目を浴びるインスタ映え観光スポットが続々誕生しています。本州の最西端で芽吹く維新の胎動を感じてみてはいかがでしょうか。
角島大橋(下関市)
豊北町の神田と角島を結ぶ「角島大橋」は2000年の開通以来、観光スポットとしても人気を集めています。橋桁が低く抑えられており、橋の上は海を走っているかのような爽快感。鮮やかなエメラルドグリーンは海底の白い砂、透き通った海、太陽の光によって生まれた自然の神秘です。角島に住み人々の生活道路なので、橋の上で停車しないなどマナーを守って。
秋吉台と秋芳洞(美祢市)
石灰岩でできた日本最大のカルスト台地である「秋吉台」、日本最大の鍾乳洞である「秋芳洞」などここでしか観ることができない景色が美祢市にはあります。市内全域が「Mine秋吉台ジオパーク」に登録されています。
世界が注目する元乃隅神社(長門市)
日本海に面しており、雄大な自然を満喫できることも長門市の魅力です。特に、向津具半島(むかつくはんとう)エリアには高台に広がる草原「千畳敷」、日本の棚田百選にも選ばれた「東後畑(ひがしうしろばた)棚田」、鳥居が美しい「元乃隅神社」など観光スポットが盛りだくさんです。
真っ白な菊屋横町(萩市)
毛利氏が治める長州藩の拠点「萩城」の城下町として栄えた山口県萩市。今でも城下町の雰囲気を色濃く残しており、なまこ壁が美しい「菊屋横町(きくやよこちょう)」は城下町のシンボルです。
波打ち際の惣郷川橋梁(阿武町)
惣郷川橋梁(そうごうがわきょうりょう)は須佐駅と宇田郷駅の間に架かる橋。日本海の絶景を堪能できるJR山陰本線の区間でもハイライトといえる場所です。完成は1932年。波を防ぐために高く、また、塩害を防ぐために鉄筋コンクリートでつくられたラーメン橋は力強い佇まい。波打ち際に描く滑らかな曲線美も魅力的です。
日本3名塔の瑠璃光寺(山口市)
瑠璃光寺(るりこうじ)は西の京と称され繁栄した山口市のシンボルです。シルエットが美しい五重塔で、日本3名塔の1つにも数えられています。夜のライトアップもオススメです。
工場景のダイナミズム(周南市)
周南市は山口県内最大の工業都市で、瀬戸内海に沿って重化学工業の工場が立ち並びます。「晴海親水公園」から観る光景は圧巻で、特に、美しい工場夜景は日本夜景遺産にも選定されています。
白壁と赤い金魚(柳井市)
江戸時代から周防国における重要な港湾かつ海上交通の要衝であり、瀬戸内屈指の商都として発展した柳井市。栄華の象徴である「白壁の町並み」は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。一方、「金魚ちょうちん」は青森県弘前市の金魚ねぷたが元になったと伝わる伝統工芸品。「金魚ちょうちん祭り」は柳生の夏の風物詩です。真っ赤な金魚ちょうちんと白壁。縁起のいい紅白のコントラストがとても美しいです。
日本3名橋の錦帯橋(岩国市)
岩国市を流れる錦川は古くから洪水に悩まされ、錦帯橋(きんたいきょう)も幾度となく流失してしまっていました。研究を重ねてたどり着いたのが、木造の美しいアーチ橋です。
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