明治維新で日本はめざましい発展を遂げた一方で、"副作用"として失うものもありました。明治新政府は廃城令で日本中の城を取り壊したほか、神道国教化を目指し仏教を否定。全国の寺や仏像が破壊されました。これを廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)と言います。
特に、東白川村(ひがししらかわむら)では仏教の撲滅が徹底され、その後復興にも至らなかったため、現在では「日本で唯一寺が存在しない自治体」となっています。言い換えると、日本で唯一除夜の鐘が鳴り響かない自治体。かなり珍しいまちといえます。
東白川村にはまだまだ不思議がいっぱい。
日本に生息しているとされる幻の生物・ツチノコ。特に東白川村では目撃証言が多く寄せられていることから「ツチノコのまち」としてPRしており、まちの公式サイトにも詳しく説明されています。
体長30〜80㌢くらいで黒や茶の色。遭遇した場合は「2人で組になって前の者がカメラで撮影し、つちのこの注意をひきます。そのすきに後ろの者が捕獲棒で押さえて下さい。次に、撮影者が玉網でしっぽからすくい取り、檻か袋などに入れて下さい(捕獲棒で押さえた時点で大声で周りの人を呼ぶのがよいでしょう)。無事に捕獲できたら、東白川村観光協会または関係者に連絡して下さい(電話 0574-78-3111)。つちのこが本物と確認できれば、賞金100万円 + αは貴方のものです」と真面目に書かれています。
特産品はひのき、白川茶で、特に白川茶は発祥の地です。
岐阜県には白川町、白川村、東白川村と白川と名乗る自治体が3つもあります。白川郷で有名なのが白川村。白川町は全く違う場所にあり、東隣に東白川村があります。
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