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執筆者の写真うらのりょうた

柳井市〜白壁と金魚のまち〜

更新日:2022年3月15日

ええやないか!柳井市(やないし)は白壁と金魚のまちです。



白壁と金魚のまちなみ

江戸時代から周防国における重要な港湾かつ海上交通の要衝であり、瀬戸内屈指の商都として発展した「柳井津」。栄華の象徴である「白壁の町並み」は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。日本最大規模の町家「むろやの園」、1907年建造の山口県内最古の銀行建築「旧周防銀行本店」、市名の由来にもなった「枝垂れ柳」など見どころ盛りだくさんです。

むろやの園

旧周防銀行本店

枝垂れ柳

「金魚ちょうちん」は青森県弘前市の金魚ねぷたが元になったと伝わる伝統工芸品。「金魚ちょうちん祭り」は柳生の夏の風物詩です。真っ赤な金魚ちょうちんと白壁。縁起のいい紅白のコントラストがとても美しいです。

金魚ちょうちん

夜のライトアップ

真夏の夜の柳井市をクルマで走行していたときのこと。タイヤがパンクしてしまい、警告灯が灯りました。兵庫県から中国地方を一周し、疲弊していたのかもしれません。また、上関町で未舗装路を走ったのも良くなかったかもしれません。夜の間に兵庫県に戻る予定だったので、少し頭の中がパニックになってしまいましたが、とりあえずロードサービスに連絡し、コンビニで待機。30分ほどで岩国市から隊員が駆けつけてくれました。左の後輪に釘が刺さっていたようです。特殊なランフラットタイヤを履いており、専用の機械がないと付け替えができないため、今夜は預かるしかないとのこと。

警告にヒヤリ

こうなると「山口県にもう一泊できる、きっと山口県が俺を呼んでいる」と前向きに捉えるしかありません。幸い、次の日の仕事は午後からだったので、柳井市のビジネスホテルに一泊し、午前中に再び散策することにしました。


そうと決まれば、すぐにホテルとタクシーに連絡です。タクシーは30〜40分で配車してくれるとのこと。ロードサービスのお兄さんが「待つ間、お話付き合いますよ」と声を掛けてくださり、一緒にコンビニで待ってくれました。 


タクシーの運転手さんは柳井市出身ということで、運転しながら観光地を案内したり、オススメのお土産である「翁あめ」、「三角もち」について教えたりしてくれました。柳井市街地に入るとメーターを止めて、「明日電車で兵庫県に帰るときのために」とホテルから駅までの道順を案内してくれました。そして、到着したのは予約と別のホテル。私が間違ったホテルを目的地に伝えてしまっていたようです。それでも、運転手さんはメーターを回さずに正しいホテルまで連れて行ってくださりました。さらには、「ホテルに荷物置いてきぃ。チェックインの間待っていてあげるから。お腹が空いたと話していたでしょ」とご厚意で行きつけのラーメン店まで送ってくださりました。山口県の優しい方々に恵まれたことは不幸中の幸いでした。

コンビニにて。タクシーから愛車を見送る

お土産に購入した翁あめ

新幹線で帰ることに

パンクしたクルマは、後日、下松市の正規ディーラーに修理をしていただき(約10万円かかりました)、陸送していただきました。レッカーした場所から100㌔以内で修理しなければ巨額の陸送費がかかるという話しだったので助かりました。陸送した場合は1㌔500円かかり、山口県から運んで兵庫県で修理する場合は陸送費だけで20万円を超えるので皆さまもお気をつけください。


【柳井市でのエピソードがカートップ2022年4月号で紹介されました】


私はクルマで全市町村制覇を目指すブログ旅「日本1718景」を行っています。今回は、そのときの経験をお話しします。夜、山口県柳井市で愛車のBMW E92がパンク、走行不能となり絶望していた私を地元の方々が救ってくれました。


まずはロードサービスのお兄さん。急遽泊まることになったホテルへのタクシーを待つ間「お話付き合いますよ」と約1時間も寄り添ってくれたのです。


そして、地元のタクシー運転手さん。メーターを早々止めると「明日帰る時のために」とホテルから最寄駅までの道順を案内してくれました。さらに、「荷物置いてきぃ。チェックインの間待っていてあげるから。お腹空いたでしょ」と行きつけのラーメン店まで無料で送ってくれたのでした。心優しい山口県民に感謝!


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