807年創建の円蔵寺の門前町として発展してきた柳津町(やないづまち)。
1611年、会津地方を襲った震度6強から7の大地震では円蔵寺も大きな被害を受けましたが、まちに赤毛の牛の群れが現れ、再建のために木材の運搬などを精力的に手伝いました。会津の人々は感謝の気持ちを込めて「赤べこ」と呼ぶようになり、忍耐と力強さの象徴、福を呼ぶ工芸品として後世に伝えられていくことになりました。伝統的に子どもの魔避けとして用いられ、頭を触るとゆらゆら揺れることが特徴です。現在では、東日本大地震からの復興や疫病の撲滅などさまざまな願いを背負っています。会津地方を訪れた際は是非お土産にどうぞ。
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