栃木市(とちぎし)は蔵造りのまちです。巴波川(うずまがわ)の舟運で栄え、小江戸、小京都、関東の倉敷などと呼ばれています。川沿いを歩いていると、切り絵を展示する舟見茶屋で声をかけられ、カモたちに食パンをあげました。川沿いを右に歩くと、カモも右に泳いで一生懸命ついてきます。すぐに手名付けることができ、愛くるしく見えてきます。公園でハトにエサをやる人の気持ちが少しだけわかった気がしました。
まちのメインストリートである「日光例幣使街道」も風情あるまちなみが残ります。市内で人気のパン屋さん「Panzou」が販売する「パン屋さんのおしるこ(ラスク入り)はバターがしっかり効いていて、今まで食べたラスクで1番美味しいと感じました。
近年では生姜のテーマパークである「岩下の新生姜ミュージアム」も人気です。
栃木県民のソウルドリンク「レモン牛乳」。思っていた味と違います。正直、口に合いません。旅の疲れが吹っ飛ぶ甘酸っぱさと思っていたら、牛乳を香料で割ったような味でした。レモン果汁を加えると、酸で牛乳が固まってしまうため、実際には果汁は入っていないそう。戦後、甘いものが貴重だった時代に給食などで出された贅沢品。子どものときに飲んだ人にとっては懐かしい味わいなのでしょう。
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