岐阜県白川村の白川郷、徳島県三好市の祖谷のともに日本3大秘境の一つに数えられる椎葉村(しいばむら)。九州山地のほぼ中央に位置し、鉄道や高速道路はもちろんなく、宮崎市から車で約3時間、延岡市からも2時間近くかかります。
源平合戦で敗北して逃げてきた「平家の落人(おちうど)伝説」が残り、源氏の将軍・那須大八郎と平氏の末裔・鶴富姫がこの地で結ばれました。それもあってか、現在も椎葉村の人口の約20%は那須姓だそうです。
「鶴富屋敷」は伝説の舞台となった地。女将さんが丁寧に解説してくださり、「ひえつき節」まで歌ってくださりました。イネ科の草である「ひえ」は椎葉村の郷土食であり、「ひえつき節」は臼でついて脱穀するときの労働歌だったそうです。本当にありがとうございました。
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