武雄市(たけおし)は隣接する嬉野市とともに温泉地として栄えてきたまちです。1300年以上の歴史があり、宮本武蔵、シーボルト、伊達政宗、伊能忠敬も入浴したとされています。
「元湯」は1876年に建てられた日本最古の温泉施設。木の温もりが感じられる高い天井が特徴です。
温泉地のシンボルである鮮やかな朱塗りの楼門(ろうもん=1915年)は日本銀行や東京駅(1914年)と同じ辰野金吾の設計。
2012年に復元された東京駅の八角系のドーム天井には8干支が彫られています。なぜ12干支ではないのか長年謎に包まれていましたが、2013年に行われた武雄温泉楼門の改修工事の最中、天井の四隅に残りの4干支が描かれていることが判明。辰野金吾が遊び心てわ干支で故郷と東京を結んだのではないかとされていますが、未だに解明されていないミステリーです。
Comments