田辺市(たなべし)は和歌山市に次ぐ和歌山県第2の都市で、2017年現在近畿で最も大きな市です。南部の太平洋側に市街地が広がります。
駅周辺にはクラブ?バー?のようなものもあり、そこそこ栄えていました。とはいえ閉店時間は20時。
アオイ通りや、弁慶町商店街など店も豊富です。アオイ通りでは歌謡曲が流れて哀愁が漂っていました。これもまた味わい深い。
駅から太平洋まで歩くと扇ヶ浜公園(カッパーク)があり、近くに田辺市役所もあります。

弁慶生誕のまちで、JR田辺駅前には弁慶の銅像があります。弁慶は比叡山で修行を行い、五条の橋で義経と決闘をしましたが、敗れたために遣えることになりました。田辺市にある鬪雞神社は勝負の神様です。壇ノ浦の戦いで源氏を勝利に導いた熊野水軍の伝説が残ります。弁慶は源平の両方から支援を要請されました。悩んだ末、父の熊野別当湛増が、どちらの味方をするべきか確認しようと紅白の鶏をそれぞれ源平に見立てて闘わせたことから神社の名前がついたそうです。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」にも登録されています。

なんば焼と呼ばれる紀州田辺のかまぼこは正方形の真ん中に日の丸のような焼きが入った独特な見た目です。ムッチムチでぷりゅっと肉厚でジューシーです。食べる瞬間だけ生臭さがありました。食べごたえがあってミニでも1人で1個食べるのはきつかったです(そもそも1個食べるものではない)。高級蒲鉾の代名詞だそうです。ごぼう巻も名産で、ごぼう・魚・タレの風味がマッチングしています。
天ぷら 海鮮「よし平」は創業昭和8年の名店です。目の前で天ぷらを揚げてくれ、サクサクアツアツでボリュームたっぷりでした。

一方、北部は紀伊山地で、熊野本宮大社などが世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されています。

日本一大鳥居は迫力満点です。高さは33.9㍍。1982年建立の新潟県弥彦村・弥彦神社30.16m、1986年建立の奈良県桜井市・大神神社32.2㍍を2000年に抜き去りました。

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