わんこそば
岩手県グルメといえば盛岡三大麺!ということで、まずはわんこそばの名店「そば処東家本店」へ。13時30分、入店と同時に整理券を配布され、14時00分勝負開始。給士さんが「あ、よいしょ♪」、「あ、どんどん♪」と掛け声に合わせて小気味よくそばを提供してくれます。15杯でもりそば一杯分。最初は余裕ですが、だんだんキツくなっていきます。ネギやなめこ、大根おろし、刺身などたっぷりの薬味で味変もできますが、薬味すら口に入れたくないほど追い詰められていきます。私は余力を残して108杯で終了。ちなみに成人男性の平均は60~80杯です。相席した仙台市のカップルは男性が60杯、女性が120杯とダブルスコア。男性が「緊張していただけ」、「水を飲みすぎた」などと恥ずかしそうに言い訳をしていました。私は後のことも考え100杯で止めたかったのですが、「もう終わりで!」と言っても給士さんは手を止めてくれません。お椀を手で塞いでも、その手をはじいてそばを供給してきます。そういえば、食べ始めるときに、「お椀に蓋をした時点で終了です」と説明していたのでした。お椀に蓋をするまでは延々と給士さんは手を休めません。「ここまで来たら煩悩の数まで頑張りなさいよ」。お客さんの限界までそばを提供する。これが盛岡流の「おもてなし」なのです。東家では100杯以上食べると証明手形が貰えるので挑戦してみてください。
じゃじゃ麺
お次はじゃじゃ麺の名店「白龍(パイロン)」へ。味のある店構えで、店内はかなり狭小。体を横にし、体をほかのお客さんに擦り合わせながら奥の席まで進みます。店員も横を通るたびに当たります。15時14分勝負開始。とにかくビックリしたのが、麺はイメージしていた中華麺ではなくうどんだったこと。上には肉味噌とキュウリが乗っており、よく絡めて食べます。じゃじゃ麺の性格をよく表した表現が「3回食べないと良さがわからない」。食べ慣れない味ですが、スパイシーでコクのある肉味噌がクセになる美味しさで、ニンニクやショウガが食欲をそそります。ここからがもう1つの楽しみ方で、麺と具を少し残し、テーブルに置いてある生卵を落として「チータンタンください」と皿を店員に差し出してください。すると、じゃじゃ麺が玉子スープになって帰ってきます。じゃじゃ麺は2度美味しいのです。
冷麺
最後に冷麺の名店、「ぴょんぴょん舎」へ。入ってみると普通の、いや、ちょっといい感じの焼肉屋さんでした。ここで冷麺だけを頼むのはしのびないのですが、胃袋も限界。店員さんに冷麺だけ注文していいか聞いてみると快く受け入れてくれました。16時34分勝負開始。冷たくスッキリとした味わいで、2時間半で110杯目の麺でもさらりと完食することができました。ごちそうさまでした。
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