「相性が良くなる」と書いて相良村(さがらむら)。
「愛」をテーマにまちおこしを模索した1人の村職員がまちの運命を大きく変えました。
インターネットでたまたま見つけたフランスのヴァレンタイン村。「愛の画家」レイモン・ペイネの壁画があったり、世界中からカップルが集まる「ヴァレンタイン祭」が開催されたりと愛に溢れた小さな村でした。
村職員はすぐさま行動に移し、ヴァレンタイン村に1通のメールを送ります。後日、幸運にも返事が届き、交流が始まりました。相良村でもバレンタイン祭を開催。「ヴァレンタイン村在日事務所」として認められ、同村公認の訪問記念証や結婚証明書が発行できるようにもなりました。出会って1年後の2016年にはヴァレンタイン村の村長が相良村を訪問。愛は国をも動かし、2017年には外務省や総務省の後押しも受け、姉妹都市となりました。日本の小さな村から送った1通のメールが運命を変えるー。相良村の愛の深さと行動力に感銘を受けるエピソードです。
村内には夫婦橋や恋人の丘など、愛にまつわる名所も。そういえば、村の形もハートに似てるかも!?
村の中央を流れる川辺川は日本一の清流と謳われます。
まちの名前は鎌倉時代から明治維新まで、約700年にもわたって人吉球磨地域を治めた「相良氏」に由来します。武士の支配がこれほど長い年月続いたのは全国的に見ても極めて珍しいです。古くから住む豪族も受け入れる寛容さ、地の利を生かした防御、このような歴史から人吉球磨地域の中心地である人吉市は「九州の小京都」とも呼ばれています。
【人口】3965人
【面積】94.54 km2
【人口密度】41.9人/km2
【隣接自治体】人吉市、球磨郡錦町、あさぎり町、多良木町、五木村、山江村
【交通】九州自動車道人吉インターチェンジから約20分
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