睦沢町(むつざわまち)の女ヶ堰(おながせき)は自然豊かな睦沢を代表する風景の1つです。
…が、この場所にはとんでもない伝説が残ります。
その昔、この地域は日照りに悩まされていました。問題を解消するために瑞沢川をせき止めて堰を作りましたが、度重なる豪雨による決壊に悩まされていました。 そんな時、旅の途中の和尚がやってきたので相談しました。すると、和尚はあろうことか「明日の朝一番にここを通る女の人を人柱にすれば良い」と、とんでもない提案をするのです。今でいえばサイコパスな野郎なのでしょうか。そんなことあってはならない。
しかし翌朝、運悪く青い梅の実を持った赤子を抱いた女性が通りかかってしまいます。村人たちはよってたかって2人に襲い掛かり、泣け叫ぼうが容赦なく赤子ともども生き埋めにしてしまいました。その日から堰が決壊することはなくなりました。そして、堰のそばに梅の木が生えてきました。この木は赤子の梅の実が芽を出したと考えられ、供養に使用されました。戦後まもなく梅の木は枯れてしまいましたが、今でも伝説は語り継がれています。
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