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執筆者の写真うらのりょうた

福島町〜青函トンネル記念館のまち〜

更新日:2022年8月22日

海底トンネルとして世界最長の53.9㌔を誇る鉄道トンネル「青函トンネル」は、津軽海峡の海底で北海道と本州・青森県を結びます。


津軽海峡は「船の墓場」と呼ばれる荒海で、度々欠航や事故が起きていました。1954年の「洞爺丸事故」では日本海難史上最悪の死者・行方不明者1155人を記録。台風の影響で洞爺丸を含む青函連絡船5隻が一夜にして沈没し、犠牲者は1430人にも上りました。


工期24年、異常出水などで34名の殉職者を出した末に北海道と本州が"陸続き"になった意義は非常に大きいものです。


世紀の大工事の拠点であった福島町(ふくしまちょう)には「青函トンネル記念館」があります。海底トンネルを模した外観はとてもダイナミックです。

青函トンネル記念館

青函トンネルを模した外観

海底ボーリング調査を行った「くろしお」

工事拠点の跡地には「トンネルメモリアルパーク」が整備されています。石碑以外は特に何もありませんが、木々の隙間から津軽海峡や、晴れた日には青森県の竜飛岬を眺めることができます。

トンネルメモリアルパーク

また、町内には「伊能忠敬北海道測量開始記念公園」もあります。

伊能忠敬北海道測量開始記念公園

「道の駅 横綱の里ふくしま」には北海道出身初の横綱・千代の山と、弟子の横綱・千代の富士という福島町出身の2大横綱の功績を称えた「横綱千代の山・千代の富士記念館 」が隣接しています。

横綱千代の山・千代の富士記念館

道の駅 横綱の里ふくしま

【参考文献】

プロジェクトX 挑戦者たち 友の死を越えて〜青函トンネル・24年の大工事〜、NHK、2000年4月11日放送(テレビ番組)

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