立山町(たてやままち)は立山のまちです。富山県最高峰で、県のシンボル的存在です。
古くから立山修験(たてやましゅげん=修行)の地であり、今でも県民によって信仰されています。鉄道は富山地方鉄道が走り、寺田駅が本線と立山線を連絡する重要な役割を果たしています。
黒部峡谷には有名な黒部ダムがあります。戦後、関西地方は計画停電を強いられるなど慢性的な電力不足に陥り、経済発展を阻んでいました。その決定的な打開策としては関西電力が大正時代から何度も挑戦し、その過酷さから何度も失敗に終わっていた黒部ダムでの水力発電しかありませんでした。資本金の5倍の総工費をかけ、工期7年を費やし、殉職者171名を出して1963年に完成した黒部ダムは大阪府の電力需要の50%を補うほど偉大なものでした。ダムの10㌔下流で545㍍の落差がある場所に黒部川第四発電所が建てられたことから黒四ダムとも呼ばれます。ダムの建設により黒部湖が形成されました。ダイナミックな放水は6~10月頃に限られます。詳しくは「NHKのプロジェクトX〜挑戦者たち〜」などで紹介されています。私も中学校のときに図書室で書籍化されたプロジェクトXを読んだ記憶があります。
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