船形山から流れる2本の川の恩恵を受ける山里のまち色麻町(しかまちょう)。まちには河童伝説が残ります。
姫に一目惚れしてしまった河童。気を引くために姫の屋敷に足繁く通って生きた魚やキュウリを贈りますが、好意は実りませんでした。姫は河童の行為を気持ち悪がり、眠れない日々を過ごします。このことを聞いた若侍は河童を待ち伏せ、片腕を切り落としてしまいました。河童は腕を返してもらう代わりに河童膏(かっぱこう)を授けます。塗ると、どんな傷口でも瞬時にくっつく優れもの。河童膏のおかげで、若侍は出世。また、恋人同士が塗ると永遠に結ばれる縁結びの薬でもあったそうです。
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