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執筆者の写真うらのりょうた

菊川市〜深蒸し茶のまち〜

更新日:2022年12月21日

菊川市(きくがわし)は深蒸し茶のまちです。明治に入り、身分制度が改められて職を失った武士や、大井川に橋が架かり職を失った川越し人足たちが菊川市東部の牧之原台地を切り開き、茶畑にしていきました。


時代が変わると仕事を失う人もいるのだなと痛感させられます。刀を下ろして茶摘みをするなんて、想像もしなかったでしょう。それでも、プライドを捨てて家族のために、自分の生活のために一生懸命頑張った結果、菊川市は茶の一大産地となりました。


中でも売りは「深蒸し茶」。普通の煎茶より長く蒸したお茶を指します。山で育った茶は、日差しが弱く葉肉が薄いですが、牧之原台地で育った茶は、日ざしが強く葉肉が厚いです。渋みが特徴ですが、長く蒸すことで渋みが抑えられ、緑色が濃く、深みのある、まろやかな味わいになります。深蒸し茶の誕生理由は、菊川市のお茶農家が、偶然長く蒸してしまったためで、菊川市は「深蒸し茶の故郷」とも呼ばれています。

菊川市の茶畑

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