金剛山地の葛城山や二上山といった山々に面した自然豊かなまち、葛城市(かつらぎし)は「相撲発祥の地」とされています。
その昔、當麻蹴速(たいまのけはや)という怪力自慢の男が葛城市に住んでおり、出雲の国の野見宿祢(のみのすくね)と力比べをしたとされています。
地元の英雄、當麻蹴速が実力を見せつけて勝利したのかと思いきや、対決は血で血を洗うような展開に。死闘は7日間にも及び、しまいには野見宿禰が當麻蹴速のあばら骨をへし折り、踏み殺してしまいました。この対決は日本最初の天覧相撲でもあり、野見宿禰には當麻蹴速の領地が与えられました。
ちなみに、同県香芝市、桜井市も相撲発祥の地を名乗っていますが、奈良県であることは間違いなさそうです。
2013年、大学サッカーを見るために新庄健民第一グラウンドに訪れました。02年W杯でチュニジアがキャンプ地とした場所です。最寄り駅はJR大和新庄駅。奈良県ながら、単線、無人駅、自動改札なし、電車扉も手動。駅前の道ではザリガニが歩いていました。
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