最大の見どころ:クレソン【最後に訪れた日20181122】
道志でどうしよう。道志村(どうしむら)はクレソンのまちです。特産品のクレソンは日本トップクラスの生産量を誇ります。薬効があり、カルシウムやカリウムをたっぷり含んでいるなど栄養抜群です。「道の駅どうし」ではさまざまなクレソン料理を提供しており、私はクレソンつけ麺をいただきました。ピリッとした辛さと特有のさわやかな香りが口の中に広がります。食券の表記が「浸け麺」でなぜか「つけ麺」より不味い印象を受けましたが、実際は美味しかったです。
意外な一面として、神奈川県横浜市と非常に友好的な関係を築いています。発端は1897年に横浜市が道志川から水道水の取水を始めたこと。1916年には水質保全のために道志村の水源林を取得し、現在でも村域の約36%を管理しています。2003年には道志村から横浜市に合併を申し入れ。あまりに“遠距離恋愛”で、都道府県も違うために実現しませんでしたが、絆の深さが伺えます。2016年には水源林取得100周年を記念して横浜市から「飲水思源(いんすいしげん」と刻まれた石碑が贈られました。中国の故事成語で、「水を飲みて源を思う」という意味があります。普段何気なく飲んでいる水に感謝できる素敵な言葉です。横浜市民であれば、キャンプ場や入浴施設を村民価格で利用できるなど優待サービスも豊富なので、是非足を運んでみてください。
また、道志村にはキャンプ場が多くあり、「キャンプ場の聖地」、「キャンプ場銀座」などと表現されることもあります。
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