最大の見どころ:兼六園【最後に訪れた日20190720】
金沢市(かなざわし)は加賀100万石の城下町です。江戸時代、全国最大規模の石高100万石を誇った加賀国・前田家の城下町として栄えました。人口日本一を記録した経験もあります。
そのため、「北陸の京都」ともいわれ、北陸最大の観光都市となっています。有名な観光地は金沢城跡と、城跡敷地内につくられ日本三大庭園と評される兼六園。クルマの場合は県営兼六駐車場が広くてオススメ。茶屋が立ち並んだひがし茶屋街も人気のスポットです。
独自の伝統が育まれ、特に金箔は有名です。全国シェア98%、銀箔に至っては100%を誇ります。湿度の高い金沢市の気候が製造に最適だったそうです。北陸地方には「弁当忘れても傘忘れるな」という格言もあるほど。アイスクリームなど金箔を使った食べ物は観光客に人気です。市民1人当たりの和菓子購入額全国1位。
北陸新幹線の開業で観光都市としての立ち位置はさらに高まりました。駅前は再開発され、鼓門やさまざまなオブジェがお出迎えしてくれます。金沢駅から県庁を経て金沢港をつなぐ50㍍道路は横幅50㍍で綺麗で走りやすいです。
ここからはご当地グルメのご紹介。海の幸に恵まれた石川県は1人あたりの店舗数No. 1の回転寿司王国。特に人気なのが「まいもん寿司」、「もりもり寿司、「すし食いねぇ!」。中でも、まいもん寿司は他店と比べると価格帯は上ですが、地元の人々から「1番美味しい」との声があがります。私のオススメは「輝らり」です。金沢駅の目の前というアクセスの良さと営業時間の長さで観光客にはもってこい。ノドグロには唸りました。
「第7ギョーザ」のホワイト餃子は一度食べたら忘れられない唯一無二の存在。俵型のなんだか見慣れない餃子は分厚すぎる皮の主張が強すぎて第1印象はイマイチでした。しかし、中から溢れ出るジューシーな肉汁は後を引く美味しさ。「カリもち」という新ジャンルです。閉店の深夜2時までお客さんでぎっしりで、長時間並ぶ覚悟も必要です。
「八番ラーメン」は1967年に加賀市の国道8号線沿いに誕生した野菜らーめんチェーン。第7餃子が「ダイナナ」なら、こちらは「ハチバン」として親しまれています。野菜たっぷり栄養抜群。バタートッピングはマストです。
1970年に発売された金沢市・北陸製菓(当時は白山市の福富屋製菓)の「ビーバー」は北陸地方で定番の揚げあられです。絶妙な塩加減と昆布の風味、サクサク軽い食感で手が止まらなくなります。商品名は1970年に開催された大阪万博のカナダ館で展示されていたビーバー人形の歯と、お菓子を2本並べたカタチが似ていたことに由来します。
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