最大の見どころ:鉄鋼のまち
【最後に訪れた日20200125】
釜石市(かまいしし)は鉄鋼のまちです。明治政府が日本初の官営製鉄所を建設した近代製鉄業発祥の地で、現在は3万人の人口も最盛期には9万人を数えた東北有数の重工業都市です。現在も日本製鉄釜石製鉄所が稼働し、橋野高炉跡、鉄の歴史館などが見どころとなっています。
釜石製鉄所のラグビー部は、1978年から84年まで日本選手権7連覇を達成し、「北の鉄人」の異名を手にしました。2001年には成績低迷とスポーツ事業再編によりクラブチーム「釜石シーウェイブス」へと生まれ変わっています。震災後には釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムが建設されるなど、ラグビーでまちおこしをしています。
釜石大観音もシンボルの1つ。青い海を見つめていたのが印象的です。度重なる津波で犠牲になった人々を供養するため1970年に建立(こんりゅう)されました。鉄鋼のまちの衰退を、東日本大震災でまちを襲った大津波をどのような心境で見つめていたのでしょうか。
海産物が特産品の岩手県釜石市。中村家さんの「海宝漬」はアワビのコリコリ、イクラのプチプチ、メカブのヌルヌルとした食感が一度に楽しめる、三陸の海の幸が詰まった宝石箱です。白米や日本酒との相性抜群です。
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