釧路港を有する道東の中心都市、釧路市(くしろし)。
国内有数の水揚げ量を誇るほか、農業も盛んで、工業は食品や製薬、製紙工場のほか、全国唯一の石炭鉱業所が操業。
最盛期には人口22万人を数えましたが、近年は減少傾向が続いています。
北部には豊かな自然が広がります。日本最大の湿原である「釧路湿原」にはタンチョウが多く生息し、「阿寒国際ツルセンター」でその姿を確認できます。
私が3月訪れた時は入り口で炊き出しをしており、200円の豚汁が冷えた体に染み渡りました。
特別天然記念物に指定されているボール状の藻「マリモ」で有名な「阿寒湖(あかんこ)」。「雄阿寒岳(おあかんだけ)」の火山活動などで形成され、湖畔には「阿寒湖温泉街」や北海道最大のアイヌコタン(アイヌの集落)があります。飲食店や土産物店、劇場や資料館が立ち並びます。エゾ鹿肉と行者ニンニクを使った「野生丼」ほど精のつく食べ物を私は知りません。後を引く強烈な味でした。
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