飛騨で古いまちなみといえば高山市が有名ですがもう1つオススメのまちがあります。
それが、2004年に合併で誕生した岐阜県最北端のまち、飛騨市(ひだし)。
飛騨市の中心地である飛騨古川は「高山の奥座敷」と称されています。こじんまりとしていて派手ではないですが、繁栄を偲ばせる趣きあるまちなみは歩けば歩くほど味わい深く、愛着が湧いてきます。
右手に白壁土蔵街、左手に円光寺。鯉が泳ぐ瀬戸川沿いの石造りの小路を歩けば、魅力にどっぷりと浸かることができます。
落ち着いた雰囲気が魅力的な飛騨古川ですが、2016年には大ヒット映画『君の名は。』の舞台となり注目を集めました。
そば店に入ると、なぜか2018年の第100回夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭のペナントが。店主に尋ねると、優勝投手となった根尾昂選手が飛騨市の出身で、両親は地域医療を支える医師だそう。その縁でパブリックビューイングが実現したほか、甲子園に私設応援団を派遣し、優勝を後押ししました。
後日、大阪桐蔭の吹奏楽部が感謝を伝えるべく、飛騨市を訪れて特別公演を開催するなど地元のスター選手が出会わないはずのまちと高校を結びました。
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